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シーマックスの海教室

海教室第193回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.20「緩んだシリンダーバンドの締め直し」について

2021/10/26

みなさんこんにちは!今週はゆっこがお送りしていきます。

 

今週は【緩んだシリンダーバンドの締め直し】について!

シリンダーバンドって何?どこ?というとこから見ていきましょう。

 

シリンダーバンドとは、BCDの一部でシリンダーとBCDを接続するバンドです。

私たちが背負うのが内側だとすると外側に大きな輪っかと小さな輪っかがついています。

それがシリンダーバンドです。タンクベルトと言っている所もあります。

 

ダイビングをする際にこのベルトがうまく締められていないと

ダイビング中にシリンダーがBCDから外れてしまうことがあります。

そうするとシリンダーだけ浮いてしまったり沈んでしまい、レギュレーターが引っ張られて

口から外れてしまうといったトラブルにも発展します。

 

そのようなトラブルに適切に対処できるようにスキルの練習を行います。

 

シリンダーバンドには大きく分けて2種類あります。

「金属製バックルとDリングタイプ」のものと「プラスチックバックル」のものです。

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講習の時は主にプラスチックバックルのものを使っています。

 

オープンウォーター講習で教わる

シリンダーバンドの締め直しのスキルの手順

↓↓

シリンダーバンドの締め直しは水中または水面で行います。

バンドが外れた側の人は

①バディに何かおかしいの合図を出す

②バンドを締め直してもらうために安定した姿勢を取る

水中:水底が近いとき⇒マイナス浮力で水底にうつぶせになり、身体を安定させる

中層⇒中世浮力を取る

水面:プラス浮力でスノーケルかレギュレーターを咥えておく

掴まれるものがあるときは掴まり、動かないようにする

 

締め直す側の人は

①合図を貰ったらOKの合図を返し、バディの体勢を安定させる

②シリンダーをもとの高さに戻す

シリンダーを膝で挟んでバンドを下に引くと元の位置に戻しやすいです。

③バンドを締め直し、ロックする

④完了後、バディに合図を出す

 

 

2種類のバンドの締め直し方

プラスチックバックルの場合

◎バックルの1番外側を抜きます

◎バンドを上下にゆすりながら締め直します

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◎バックルを直角にした状態で1番外側に通します

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◎ バックルを倒しながら締め、ベルトのベルクロ部をタンクベルトのほうに接着させて終了です

 

また、プラスチックバックルはセッティングの際、間違った止め方をしてしまう人が多いです!!

『正しいプラスチックバックルのセッティングの方法』も記載します

まず、タンクベルトを右側のDリングに通します

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向こう側に通ったベルトの先端をバックルの内側から2番目の穴に差し込みます

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次に、バックルの1番内側にある穴にベルトを差し込み、再びDリングからベルトが出るようにします

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後は締め直す時と同じ手順!

ベルトをしっかりと締めて、1番外側の穴にベルトを差し込んでバックルを閉じ、ロックする

 

 

 

金属製バックルの場合

◎バックルを外して緩めます

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◎バンドの長さを調整します

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◎バックルを止め直し、ロックします

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エキジット中にバンドが緩んだ時は水中で器材を脱いで持ち上げるか、

バルブの部分を持って水から引き上げます

ダイビング前に緩んでしまった場合は一度器材をおろしてしっかり締め直してからエントリーします

 

注意点としては

締め直しに関して

▼バックルを閉じる際にバックルの内側に指があると挟んでけがをしてしまうので指の位置に気を付けましょう

▼シリンダーの位置が下過ぎるとまた外れてしまうのでしっかりシリンダーの中間部分に持ってきて締めるようにしましょう

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▼膝でシリンダーを挟む場合、膝だけでなく、膝からふくらはぎまでをシリンダーに添わせるようにすると安定しやすいです

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▼水面で行う場合は締め直してもらう側は直立よりも前かがみになっている状態の方が行いやすいです

 

ダイビング前

▼バックルの締め方が間違っているとどんなにギュッと締めても緩まってしまいます。

▼特に、シリンダーの種類が変わる場合にそのままの大きさで締めてしまうとシリンダーがずれやすくなります

必ず、シリンダーを交換するとき、セッティングするときはずれないかの確認をしましょう

▼金属バックルは水中で緩むと締め直すのが大変になるので長さの確認は海に入る前に!

 

ダイビング中

▼バディのシリンダーバンドが緩んでいるのに気づいたときは合図を出して治してあげましょう

▼急に空気がなくなってしまったりという緊急事態ではないので早急にダイビングを終了する必要はありません

▼シリンダーが外れると水中でのバランスがとりにくくなったり、急に背中が軽くなったりするので気づくことができます

▼自分で器材を脱いでシリンダーバンドの締め直しをすることもできます

 

ダイビング終了後

▼シリンダー交換後のバックルを締め忘れる方がとても多いです

そのまま背負ってしまうとシリンダーが抜け落ちてけがをしてしまう可能性があるので最後の確認を必ず行ってください

 

 

ダイビングを続けていてもふとした時にシリンダーがずれてしまうことがあります。

覚えておくと焦らずに対処することができます!

是非、覚えておくようにしましょう!

 

また、BCDの購入を購入する場合には、注意してもらいたい事があります。

実は、BCDのバックルは組まれていない状態で届きます。

バックルの通し方がわからない!?と、慌ててしまいますが

『正しいプラスチックバックルのセッティングの方法』をしっかり見てセッティングしてみてください。

ショップでダイビングする際もはインストラクターと一緒に

確認しながら器材のセッティングを行って覚えておくようにするといいですね◎

 

 

それでは、今回はここまで!

次回の海教室もお楽しみに(@^^)/~~~

 

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