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海教室第195回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.22「水中での器材脱着」について
2021/11/09
皆さんこんにちは!
今回はゆっこが書いていきます!
オープンウォーター講習シリーズもそろそろ大詰めですね。
今回は【水中での器材脱着】について書いていこうと思います。
このスキルはオープンウォーター講習の限定水域4で行うスキルになります。
器材脱着と言ってもダイビング器材を全て脱ぐわけではありません。
厳密にはBCDの脱着を行うスキルです。
スキルを行う理由◎
水中では沢山の障害物があります。洞窟の中や沈船の中は狭くなっていたり、
ロープがあったり…。
それらに器材が絡まってしまって水中拘束に会った時に、器材を脱いで拘束を解いたり
最悪の場合、器材を水中に残してバディとオクトパスを使ってダイビングを終了する可能性があります。
その時に器材の脱着を落ち着いて行う為のスキルになります!
それでは手順です。
①バックルやマジックテープなどを全て外します
②BCDを左肩から抜きます
この時に右手でBCDの左下を持っておくと脱ぎやすいです
③シリンダーを右手で押さえながら自分の体の前に持ってきます
④左手でシリンダーを支えながらBCDから右手を引き抜いて脱ぎます
正面に持ってきたときは水底におくか、
膝立ちの状態で膝の上に載せる様にしましょう。
着ていくときは脱ぐときと逆の手順になります
⑤BCDを右手から着ていきます
⑥右手で支えながら左腕をBCDに通します
⑦BCD前面のバックルなどを全て付け直します
⑧ホース類がバックル内に巻き込まれていないか後ろから前に手をまわして確認します
全ての確認ができたら終了です。
☆注意点☆
◎講習でこのスキルを行う場合はBCD内の空気を抜いてから行いましょう
BCDに空気が入っていると右手まで脱いでしまったときにBCDだけ浮いてしまい、
再度着るのが大変になってしまいます。
◎実際に水中拘束に合った場合は④と⑤の間で拘束を取り除きますが
この時もBCDとシリンダーのどちらかは必ずつかんでおくようにしてください!
手を離してしまうとレギュレーターが口から外れて行ってしまう可能性があります。
◎BCDを脱ぐときは必ず左から!
シリンダーから繋がったレギュレーターは右肩越しに咥えています。
その為、左から脱がないとレギュレーターのホースが自分に絡まってしまったり、
長さが足りずに口から外れてしまう可能性があります。
同様の理由で着るときは右腕を先に通すようにしてくださいね!(^^)!
◎着終わったらホース類の確認を必ず行います
よくあるのが、バックルの内側にゲージが挟まってしまっている、
オクトパスが背中に挟まっているなどです。
もし、挟まっている様ならもう一度バックルを外してホース類を
BCDの外側に出してから付け直してくださいね!
実際のダイビング時、あると便利なもの!
水中での器材脱着は先述しているように水中での緊急事態時に使うスキルになります。
器材を脱いで、緊急事態の原因が何かわかった時、自分の手でどうにか出来るものならいいですが、
そうではない場合もあります。
そんな水中拘束を想定した時にはあると便利なのがダイビングナイフです。
ダイビングナイフは危険な水中を行くダイバーにとって必要不可欠となるアイテムです。
ロープや、漁網、あまり沖縄ではありませんが生い茂った藻なども水中拘束の原因となり得ます。
その時に備えてダイビングナイフを携行しておくことが重要になります。
ダイビングナイフは普通の小型ナイフよりも錆に強く、出来るだけ水中で中性浮力になるよう作られています。
ダイビングナイフを選ぶときの基準としては【材質・サイズ・刃の形】があります。
☆材質
ダイビングナイフにはステンレスやチタンが使われています。さびにくい素材です。
チタンの方が値段は高いですが、メンテナンスなどはしやすいです。
☆サイズ
ダイビング用のナイフにはいろんな種類があります。普段から携行するのに大きすぎると持ち運びがしにくくなってしまいます。
私は普段BCDのポケットに入るサイズのものを使っています。
大きなサイズのものを持っていく場合は腕や足に専用のストラップを巻いて持っていくことが多いですね
☆刃の形
刃の形によって、どのようなものが切りやすくなっているか判断できます。
網などの細かいものか、ロープなどの太いものを切りやすいナイフなのかは購入する前に確認しましょう。
刃の左右にそれぞれ違う大きさの刃がついているものが多くなっています。
ちなみに、
「刃渡りが5.5cm以上で、剣の形状(諸刃で左右対称の形状)をしており、刃先 が鋭く尖ったデザインのもの」は。
銃刀法違反になる恐れがある為、もし今使っている人がいたら警察署へ行って処分をお願いします!
購入の際は、自分で持ってみるなどしてサイズ感を確かめてから購入することをお勧めします( `ー´)ノ
今回は水中器材脱着とそれに伴って、
皆さんに携行してほしいダイビング器材の紹介をしました!
今回も最後まで見ていただきありがとうございました!
それでは次回もお楽しみに(@^^)/~~~
RESERVE
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