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海教室第197回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.24「水面での器材脱着」について
2021/11/23
皆さんこんにちは、今週はゆっこがお送りしていきます!
オープンウォーター講習シリーズ24回目は水面での器材脱着について書いていこうと思います。
講習シリーズ22回目で水中での器材脱着を書きましたが、
水面で器材を脱ぐときにはまた別の注意事項があります。
水面での器材脱着は限定水域4で行うスキルになります。
実際にどのような時に使うのかというと、
ボート上で狭いスペースでしか器材が着れない時だったり、陸の上で器材を背負うことが体の負担になる人が
負担の軽減のために使います。
エントリー時に水面で器材を着る、エキジット時は水面を器材で脱いで上がる、という利用の仕方ができます。
他にもエントリー直後にシリンダーのバルブが開いていないことに気づいたとき、
レギュレーターのホース類が引っかかっていたり、ねじれている場合にも
自分で器材の脱着が出来るようになっていれば焦らずに対処ができますね!
それでは早速、水面での器材脱着のスキル手順から!
☆脱ぎ方
①BCDに十分に空気を入れ、シュノーケルを咥えます(写真は説明中なのでシュノーケルを外してます)
②バックル、マジックテープを外します
③左側からBCDを脱ぎます
④背中側から体の前にBCDが来るようにして右腕を抜きます
完全に器材を脱ぐことが出来たら今度は器材を着ていきます。
☆着方
①BCDは空気を入れたままにします
②BCDのマジックテープ、バックル、フロント部分を両側に開きます
③くるっと振り返りながら、BCDの開いた部分におしりを載せます
④両腕を同時にBCDに通します
⑤BCDから前に滑るように降りながら腕を完全に通して着ます
⑥バックル、マジックテープ等を付け直します
⑦ホース類が絡まってないか確認して完了です。
☆注意事項☆
◎BCDは必ずプラス浮力で行う
マイナス浮力だともちろん水面で器材の脱着を行うことができません。
実際に海では先に器材を水面におろしてからダイバーが海に入る場面があります。
この時に空気を入れないまま器材をおろしてしまうと……。水中に沈んで行ってしまいますね(-_-;)
しかし、パンパンに空気を入れてしまうと器材を着るときにジャケットが邪魔になる可能性があります。
手を放してもBCDがちゃんと浮く程度に空気を入れるようにしてください!
◎スキル中はBCDから手を離さない事!
1行上に手を放してもと書きましたが、スキル中にBCDから手を離すと危険です。
実際にスキルを行う時にはウェイトを付けていると思います。
この状態で浮力の源であるBCDから手を離してしまうと溺れてしまう可能性があります。
脱いだ後も必ずBCDのどこかを持っているようにしましょう!
◎作業は水中を見ながら
写真では見やすいようにあおむけの状態でスキルを行っていますが、仰向けの姿勢だと
ジャケットが左右に開いてバックルがつけにくかったり、探しにくかったりします。
前傾姿勢でシュノーケルを咥えて水中を見ながら作業を行う方がやりやすいです。
◎バックルの順番は上から下に外して、下から付ける
最終的にすべてのバックルが外せていて、着るときは付けられていれば正解なのですがおすすめの順番です。
バックルを外していくときは首のバックル⇒肩のベルト⇒お腹のバックル、マジックテープです。
これは、お腹のバックルを先に外すと、BCDが後ろに浮かんでしまい、とても他のベルトが緩めにくくなります。
また、首のバックルは先に外さないと首が詰まって苦しいです(;´Д`)
付けていくときは逆にお腹のマジックテープ、バックルから留めてあげると
BCDが浮かずに体に密着して安定するのでスキルが行いやすいです。
◎着方は1種類じゃない!
BCDの形状などによって着方が他にも。
おしりを載せてスライドが私は1番楽なのですが、うまくBCDに乗れないという方もいます。
そんな時には水中の器材脱着と同じようにBCDを回しながら
右手、左手と順番に腕を入れていくやり方がオススメです。
このやり方もBCDに空気が入り過ぎていると行いにくいので気を付けてください!
◎スキルの最後は確認!
BCDの隙間にレギュレーターなどが挟まってしまうことがあります。
両手を後ろから前に回してホース類がちゃんとあるかの確認をしましょう。
ない場合、もう一度、器材の脱着を行い、ホース類を確実に外に出して着なおします。
もしくは、レギュレータークリアの時のリーチ法を使って引っ張り出すようにしてください。
エントリー後、気づかずに水中に入ってしまうと残圧の確認ができないなどのトラブルにつながる恐れもあるので気を付けましょう!(^^)!
このスキルはダイビングを行っていく中で、毎回やらなければならないほどの頻度では使いませんが、
やはり、小さいボートに乗るときはとても役に立ちました!
シーマックスのラブニール号では基本的にエントリーではジャイアントストライドエントリーをしていますが
もし、身体のどこかが痛い、辛いという場合は水面で器材を着ることは可能なので
お声がけくださいね( `ー´)ノ
それでは、今回は「水面での器材脱着」について書いてきました。
次回もお楽しみに(@^^)/~~~
RESERVE
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